PH(パフォーマンスアワー)紹介①<高校生の社会見学>
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2023.06.08

PH(パフォーマンスアワー)紹介①<高校生の社会見学>

6月7日(水)に今年度第1回のPHを行いました。

PHはパフォーマンスアワーの略で、探究活動の一環として選択型の体験活動を行い、学んだことをアウトプットできるようにしようというものです。

日頃の授業ではなかなか経験できないことを自分で選んで活動・体験し、将来に目を向けて経験値を増やしたり、興味・関心の幅を広げたりすることができるよう設定しています。

今年度は、「ぷちグルメ遠足」「高校生の社会見学」「ゲーム」「プラバン講座」「釣り講座」「ファッション講座」の6講座を用意しました。

今回のブログでは、「社会見学」で訪れた<味の素川崎工場「ほんだし」コース>についてご紹介します。

川崎市の京急大師線鈴木町駅すぐにある、味の素川崎工場の見学・体験ツアーに参加してきました。

味の素川崎工場は東京ドーム8個分という広大な敷地に、約3700人の方が働いている工場があり、社名にもなっている味の素や、ほんだし・クックドゥ・クノールなど様々な製品を製造しています。

今回は「ほんだし」コースの見学です。

ほんだしの工場は、料亭をイメージしたつくりになっていて、工場に入ると鰹節の良い香りが漂っています。

素材へのこだわりや海でカツオが泳ぐ速さについて、カツオを無駄なくすべて製品に生かす工夫についてなどの説明を受けながら、工場内の見学をさせてもらいました。

体験ホールでは、硬い鰹節を昔ながらの削り器で削って香りを確かめる体験、味噌汁の味や風味が出汁の有無でどう変わるかを実際に比べてみる体験をしました。

 

硬い鰹節はかんなの刃でもうまく当てないとなかなか削れません。何度かチャレンジし、コツをつかんで削ってみるととても良い香りがする削り節ができました。

味噌汁は、最初は出汁がない状態で味見をし、そのあとほんだしを少し加えると香りも風味も全く違うものに変わるということがよくわかりました。

日頃何気なく食べている家の味噌汁も、出汁のおかげでおいしくなっているはずです。また、鰹節で一からだしをとるのは大変ですが、「ほんだし」のようなだしの素があることで手軽によりおいしい料理が食べられるようになっていること、SDGsの時代に素材を無駄なく使ってより良い商品をつくろうとしてくれている企業の努力や工夫など、いろいろなことを学ぶことができる機会となりました。

この社会見学コースでは、次回の9月以降も工場見学や裏側ツアーなどを通して視野を広げ、社会の仕組みや当たり前に感じていることの工夫や不思議などについて体験型の学びをしていきたいと考えています。

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