パフォーマンスアワー③(社会見学…かまぼこ博物館)
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2023.10.25
パフォーマンスアワー③(社会見学…かまぼこ博物館)
先週10/18(水)の今年度3回目のパフォーマンスアワー(高校生の社会見学コース)では、風祭の鈴廣かまぼこ博物館と海老名の小田急ロマンスカーミュージアムの見学に行ってきました。
かまぼこ博物館では、ガイドツアーでかまぼこの歴史・かまぼこの原料について・かまぼこの弾力の秘密などについてわかりやすく説明していただきました。
小田原のかまぼこはシログチという魚を原料にしています。東日本ではスケソウダラを、西日本ではハモを原料に使うことが多いそうですが、その地域で良く獲れる新鮮な魚を原料に、工夫してそれぞれ美味しいかまぼこをつくっているということなのですね。
かまぼこの弾力の秘密は、原料の魚のすり身にまず塩だけを加えて練ることでたんぱく質を溶かし、砂糖や卵白などを加えることで魚の身が糊状に変化していくことで、食感のよい美味しいかまぼこができあがるそうです。一番おいしいと感じるかまぼこ厚さは1.2㎝らしいので、来年のおせちではぜひ一番おいしいと感じる弾力・厚さでかまぼこを食べてみてください。
ガイドツアーのあとは、手作りちくわ体験をしました。
ちくわは、焼き蒲鉾として「かまぼこ」の元祖的な存在で、平安時代から食べられていたのだそうです。
ハロウィンが近いということで、この日からちくわの原料にもカボチャを混ぜた限定バージョンの少し黄色い魚のすり身です。
原料のすり身をつけ包丁で何度かまな板にこねつけるようにのばしながら空気を抜き、まな板の上で四角く成形しながら平らにし、竹の棒に巻き取るようにつけていきます。
前でデモンストレーションをしてくれている社員の方は、とても器用に滑らかに巻き取っていくのですが、いざやってみると、のばすのも巻き取るのもコツが必要で大変でした。
でもそれぞれにあじのあるちくわをつくることができ、焼きあがると焦げ目がついてよい香りのする美味しそうなちくわができあがりました。家でじっくりと味わうことができたのではないでしょうか。
お昼を食べた後は、海老名にある小田急ロマンスカーミュージアムに移動し、歴代の車両の展示や小田急線の変遷についてじっくりと見学しました。
歴代ロマンスカーの実物が展示されている空間は圧巻です。
車内に入ることができ、着席して当時の座り心地や展望席からの眺めを確認できる車両もありました。
2年生はロマンスカーシミュレーターでの運転体験にも挑戦しました。実物を使った本格的なシミュレーターで運転の体験をすることができます。
ちょうど移動で乗ってきた、本厚木から町田までの運転を体験し、集中して運転士になりきって楽しむことができていました。
このコースでは、日常ではなかなか経験することができないことを実際に体験したり、見たり聞いたりすることを通して、社会に目を向け、自分の人生を豊かにすると同時に興味のある仕事やなりたい大人への具体的なイメージを持ってもらうことを目的としています。
これまでの社会見学で学んだことや、体験したことについては、ピア祭の4Fでの発表ブースで生徒がプレゼンを行う予定になっています。ぜひ生徒の生の声から、ピア高等部ならではの学びと経験について知っていただければと思います。
なお、11月のPH④の社会見学コースは「崎陽軒の工場見学」と「新横浜ラーメン博物館」を予定しています。