卒業生・保護者の声
VOICE
卒業生の声
山田 澪さん2022年度卒業
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1年の時は保育士になりたいと思っていましたが、2年生になってTVでブライダルの仕事を知り興味を持ちました。
もともと花が好きで、花にかかわる仕事に就きたいと思っていたので、東京スクールオブビジネスフラワー学科ブライダル専攻で「花で人を笑顔にしたい」を目標に頑張っています。フラワーアレンジメント・華道入門・ディテールマーケティング・サービス接遇などを学んでいます。
ブライダルの仕事に就き、いつか自分の店をもって体が不自由でなかなか働けない人とも一緒に花を通して仕事がしたいと考えています。
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3日コースで3年間ほぼ休まず、おしゃれをして登校していました。1年生と2年生の最初うちは一言もしゃべらず、笑顔を返すだけでしたが、2年生の夏休み明けに吹っ切れて話せるようになりました。
素が出せるクラスの雰囲気が良く、ずっと変わらずに接してくれた友だちや先生に感謝しています。レポート授業はわかりやすく、倫理の授業が大好きでした。漢検は漢字そのものが苦手でしたが3級までがんばりました。テストでは友だちと点数を競い合って、負けないように答えが合うまでひたすら書く勉強を続けました。
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ピア高等部は自分のペースで行けて、先生も生徒も個性豊か、にぎやかで楽しい学校でした。先生がフレンドリーで、授業も楽しかったです。自分のペースで登校・勉強できるし、先生たちは相談事を聞いて、頑張らなくて良いよと言ってくれました。
優しくかかわってくれる先輩や友だちがいて、たくさんしゃべれて自分が素でいられる雰囲気が大好きでした。私は先生にバレないようにスカートを折って、声をかけられそうになるとその場を離れたりしていましたが、ピアの先生のことは大好きです。
勉強が嫌いで、いかにもな学校っぽさが苦手な人にとっても居心地よくいられるところです。
鶴見 壱さん2022年度卒業
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進路を決めるにも親身になって相談に乗ってもらい、一般入試で和光大学表現学部総合文化学科に進学し、文学系を中心に学んでいます。講義バイキングで心理学や教育学の授業も学んでいます。
将来は図書館司書教諭の資格を取り、都内か神奈川県内で働きたいと思っています。司書教諭になることは小学生のころから本が好きで、ずっとあこがれています。
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ピア高等部での3年間は、良い意味で忙しかったです。もともと人づきあいが苦手で、自分からは話しかけられなかったですが、クラスが少人数なのもあって全員と話せました。それによって対人関係が広がった気がします。
中学までなら話さなかった対応の人とも話せて、どんどん話す人が増えました。慣れてくると役割を得て、先生方や後輩とも分け隔てなく話せるようになり、話し方のノウハウがつきました。
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何より体育祭三連覇が一番の思い出です。自分からいろいろな実行委員やお手伝いに積極的に取り組みました。また、ゼミの授業ではいろいろなことを選んで学べました。
人数が少ないことで仲良くなりやすい雰囲気があり、ピア高等部は多少個性が強くても受け入れてもらえて、異端者にならない安心感があります。先生の距離が近いことも、自分から言い出しにくくても声をかけてもらえることで相談しやすかったです。対人関係が苦手で、学校という所に行きづらいと思っている人にもとても良い学校です。
宮本 健太郎さん2018年度卒業
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僕はいま、国⼟交通省⾃動⾞局総務部に勤めています。仕事は事務作業です。郵便物の仕分けや、書類のシュレッダーかけ、IDカードの管理などを主にやっています。
そこに就職する前には、都⽴城南職業能⼒開発センターというところで、軽作業の訓練をやったり、パソコンの練習などをやってました。⼊所して半年後の9⽉から10⽉にかけて、国交省で2週間ほどインターン実習を⾏って、そのまま「採⽤で良いんじゃないか、うちで働きなよ」と⾔ってくださって、12⽉から働いています。平⽇は毎⽇出勤するんですが、今回のコロナのことで在宅勤務の⽇もできました。ただ、持ち帰れる仕事もないので、ほぼ休⽇みたいになってますね。
横浜アカデミー、現ピア⾼等部のことは、中学校のスクールカウンセラーの先⽣に紹介してもらって、⾒学に来ました。その時、僕に話しかけてくれた先輩が、すごい格好良くて素敵な⼈で。こういう⼈に僕もなりたいな、と憧れて、ピアへの⼊学を決めたんです。
その先輩がボウリング部に所属されてたので、⼊学してからは僕もボウリング部を頑張っていました。ボウリング部に⼊れたことは成⻑の糧になったと思います。ボウリング部の後輩たちのことも⼼配でしたが、メンバーも増えて元気にやってるようで良かったです。ちなみに、僕の憧れの先輩は、いまも学校近くの町⽥ボウリングセンターで働いていますよ。
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僕は中学時代にあまり友達もいなくて、いじめられたりしてたんですが、ピアでは楽しくしゃべれる仲間ができたので、それが⼀番良かったと思います。能⼒開発センターでもいまの職場でも、友達が作れるようになりました。
まだ仕事は始まったばかりですが、お⾦をためて海外旅⾏したりとか、⾊々⽬標はあります。そういう⾃分の基礎を作ってくれたのがピア⾼等部だと思います。
この文章を読んでいる中学⽣の皆さんも、ぜひピアで仲間をつくって、⾼校⽣活を楽しんでください。
根本 沙英さん2018年度卒業
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私は今、明星⼤学の⼼理学部⼼理学科に通っています。公認⼼理師や臨床⼼理⼠を取るためには⼤学院まで⾏く必要があるので、院進学を⽬指して勉強しています。
⼤学⽣活では、⾼校ではできない専⾨的な勉強ができることや、⾼校時代よりも多様な⼈と関われることが楽しいですね。ピア⾼等部を知ったのは、当時はまだ「横浜アカデミー」という名前だったんですが、⺟親が⾊々探してきてくれた通信制⾼校のうちの⼀つでした。
他の学校も良かったんですが、ピア⾼等部は特に⽣徒と先⽣の距離が近くて、みんなが和気あいあいとして、楽しそうな雰囲気が好きになりました。
私はその頃から⼤学で⼼理学を勉強したいという気持ちがあったので、学校⾒学したときの先⽣から、勉強⾯もしっかりサポートしていると聞いて、⼊学を決めました。
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実際に来てみると、普通⾼校よりも⼈数が少ないぶん、だからこそ皆で仲良くできるんだと実感しましたね。友⼈たちと、楽しい⽇々が過ごせました。
勉強⾯でも、⾃分から望めば、先⽣たちがしっかりと教えてくれました。けして押し付けてくる学校ではないので、⾃分がどれだけやりたいかが⼤事ですね。先⽣⽅が真摯に対応してくださるというのが、ピア⾼等部だと思います。例えば進路担当の先⽣でなくても、AO⼊試のエントリーシートを添削してくださったり、⾯接の練習する時に相⼿になってくださったり。
先⽣全体で⼀丸となって、⽣徒に向き合ってくれます。
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私は、中学⽣の頃は学校に⾏けなかったんです。ピアに興味を持たれてる中学⽣の中には、そういう⽅が多いんじゃないかと思います。
この学校には同じ苦しみを味わった⼈が沢⼭通っています。だから、例えば久しぶりに学校に⾏くっていうときに、ピア⾼等部だったら怖がらなくていい。他の⽣徒も先⽣たちも、そこをちゃんと分かって、優しく受け⼊れてくれます。
この文章を読んでる中学⽣には、「もし中学が楽しくなくても、ピアだったら⾼校は楽しく過ごせるよ」って、伝えたいですね。
保護者の声
在校生のお母さま
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息子は小学校5年生から中学校3年生まで不登校で、家では自分のやりたいことに没頭していました。
しかし、行事は好きだったのか、入学式や卒業式、修学旅行などは参加していました。
また、買い物や家族で出かける時など必ず一緒に出かけていました。
不登校にしては「変わっているな」と感じていました。
不登校時、朝11時頃まで寝ていて、制服を着ることを嫌っていました。
そのため中学校3年生になり、進路を考える時期に入りましたが、本人が「高校に行きたい」と言うまで、進学は難しいと考えていました。
しかし、中学校の先生が息子をとても理解してくれていて、息子に合う学校を見つけてくれました。それがピア高等部でした。
見学会の申込みをして、当日一緒に参加してくれました。
少し遅刻しての参加でしたが、声優体験ができる日で、帰って来てから「有名な声優さんに会えた」「声優体験できた」「こんな子がいた」など、笑顔で話してくれました。
また、スキー教室や修学旅行、文化祭などの行事だけでなく、夏休みなどの長期休業に行うマス釣りやクリスマス会などの自由参加型のイベントにも興味を持ち、ピア高等部に決めました。
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実際にピア高等部に入学すると、今まで制服を嫌がっていた息子が、しっかりと制服を着て、遅刻もせず、毎日登校するようになりました。
風邪をひいたときも、友人が待っていると学校に登校しようとしたので「風邪をうつすのはよくない」と言い聞かせるのが大変なほど、学校が好きになっていました。
学校らしくない校舎も息子には通いやすい環境でした。
息子は学校での出来事や友人のこと、先生とのやり取りなど笑いながら話してくれます。
友人もでき、部活動も友人と立ち上げ、放課後や休日に遊びにでかけます。
卒業生のお母さま
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ピア高等部に初めてお邪魔したのは娘が中3の時で、文化祭当日でした。
娘は公立高校進学を希望していたのですが、イジメに遭って不登校でしたし、人との関わりが決して上手とはいえないために、私としてはまた同じ轍を踏まないように対応の細やかな高校を探していました。
当日担当だったのは後日担任になった先生だったのですが、とても気さくに校舎内を案内してくださったので、在校生や教職員の様子がよくわかりました。
入学してからも公立高校に行けなかったことで荒れる娘が、次第に落ち着きを見せてきたのは高2になってからでしょうか。
お世話になったカウンセラーさんに憧れて、悩みを抱える人の手助けをする仕事に就きたいという娘に、担任の先生が「希望する大学に入りさえすれば、高校が公立かどうかに拘る必要はない。必ず大学に行けるから頑張ろう」と励ましてくださったのです。それまでうまくいかないことがあると他人のせいにしていた娘は、ピア高等部の3年間で努力は自分に返ってくることを学ぶことができました。
担任の先生の言葉をバネに、自分から率先して大学のオープンスクールに参加したり、出願書類を長い時間かけて準備りたりして、自分が変わらば事態は変わらないということを体得する機会をもつことができたのです。
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また、3年間学級委員を務めさせて戴き、何事にも準備があり、そこを怠ると物事はうまく運ばないことを学ぶことができたようです。
クラス運営や行事を通して企画・運営の面白さや社会のしくみの雛形を、少しずつではありますが理解しつつあります。
行政機関、または関連施設での相談業務を担いたいという夢の実現を目指して、娘が一歩踏み出すことができたのは、ピア高等部で様々な経験を積んで自信をつけたお陰だと思います。
卒業しても立ち寄る卒業生たちがいるのは、「困ったことがあれば、いつでもおいで」と言って送り出してくださる先生がたの温かさによるところが大きいと思います。
イベントの際には娘も、近況報告を兼ねて是非お邪魔したいと申しております。