1年生山北スクーリング①
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2023.09.18

1年生山北スクーリング①

ピア高等部の1年生は、9月12日(火)~15日(金)の3泊4日の日程で鹿島山北高等学校へスクーリングに行ってきました。

今年度から提携先が変更になったことに伴い、単位修得のためにはスクーリングの参加が必須(集団宿泊による特別活動の認定・スクーリング中に単位認定のための試験があるため)となりました。

中には中学まで学校行事になかなか参加できていなかった生徒、宿泊をした経験がなく不安が強い生徒、試験というものにトラウマがある生徒もいました。

事前ガイダンスを行い、引率の教員3名が同行し、1年生としては学年最大の行事となりました。

このブログでは、3泊4日の日程のうちの前半2日間の様子をご紹介します。

初日の朝、町田駅に集合し、約1時間電車で移動→新松田駅に迎えのバスが来て、学校まで移動しました。

学校到着後はオープニングのHRで先生方の紹介や諸注意が行われました。多くの生徒ががちがちに緊張して、ピリッとした雰囲気でした。

その後はウォーミングアップと生徒同士の交流を目的とした体育を実施。ピアの生徒だけではなく、総勢50名を超える生徒が一堂に会してのスクーリングなので、少しずつ周りとも打ち解けられるようになってきます。

午後は学校独自設定科目の「山北の観光促進」の授業。

教室での座学ではなく、まずは昇降口で火おこし体験。

ピアの生徒が積極的にトライしましたが、煙が出るまではいくものの、着火には至りませんでした。他校の生徒も含め、みんなで応援し、とても盛り上がっていました。別の学年の生徒も教室移動の途中でその様子に気づき足を止め、声援を送ってくれました。

こうした一体感が味わえるのもスクーリングならではの光景です。

生徒たちに促されて教員も体験させてもらいましたが、コツをつかめないままあえなく終了しました・・・

その後、火おこし名人(山北の先生)によるデモンストレーションでは、さすがにすぐ煙が出て、火の種であるカーボンがたくさんあふれてきました。

観光促進の授業は、生徒たちのような若い世代がどうしたら山北町のような過疎が進む地域に魅力を感じ、住んでみよう・そこで仕事をしてみようという人を増やせるかをみんなで考えます。

その後、校外学習として学校農園やビジターセンター近くの沢で冷たくてきれいな水に触れたり、つり橋を渡って少し山に入って和紙の原料であるミツマタの葉に実際に触れたりしました。

山北町には「箒杉」という樹齢約2000年とされる杉の巨木があります。

生徒たちは実際にご神木のように神社の祠もまつられている箒杉を間近で見て、さらに近くにある茶畑やミカンの木も見ながら観光資源について学習していきました。

 

2日目はこのスクーリングの一大イベントである「トレッキング体験」です。

約3時間程度のトレッキングですが、何か所か沢や川をこえる場所があり、足元に気をつけて大人のサポートを借りながら越えたり、鎖を伝って岩を登るところでもバランスとタイミングをはかりながら登ったりしました。

ゴールに待ち受けていたのは本棚の滝。マイナスイオンをたっぷり浴びて、涼しい山の中ですがすがしい気持ちになりました。

トレッキングは体育と理科の授業を兼ねています。

途中の木陰で「科学と人間生活」の授業も行いました。

丹沢山系は関東の地下にある3つのプレートが重なり合う、とても珍しい地形になっているそうです。その現場で自然を満喫しながらの授業は、生徒たちにとって印象深いものになったことと思います。

教職員にとっても初めての山北でのスクーリングでしたので、学ぶことや発見の多いスクーリングとなりました。

ピア高等部をご検討の方、入学予定の方にとってイメージをわかせ、より魅力的に感じていただければ幸いです。

次のブログ(今週後半にアップ予定)では、3日目以降の様子を順次ご報告します。お楽しみに!

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