1年生山北スクーリング②(後半)
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2023.09.21
1年生山北スクーリング②(後半)
今回のブログは前回の続きで、1年生の山北スクーリング3日目以降の様子をご紹介します。
スクーリングでは履修している全教科の授業がありますが、教科によって時間数が違います。
この授業数は、文部科学省が定める通信制高校の面接指導時間(対面で授業を受けるべき時間)の数で決まっています。
面接指導時間には体育も含まれるため、2日目のトレッキング体験以外にも体育実技の時間も設けられていました。
鹿島山北高等高等学校は、旧山北町立三保小中学校の校舎を利用しているため、体育館や特別教室もそのまま使える状態になっています。
体育は体育館でダンスとアルティメットを行いました。
英語は全部で8コマ対面授業があります。
もちろん教室での通常と同じスタイルの授業もありますが、山北ならではの学習として三保ダム(丹沢湖)に出向いての授業も行われました。
皆さんは「ダム」と「湖」の違いって何だと思いますか?ダムの役割って何でしょうか?授業プリントの英文の中でこの問題についても解説されています。
興味を持たれた方はピア高等部にお越しになった際に1年生の生徒に聞いてみてください。スクーリングに参加した全員がきっとこたえられるはず⁉です。
せっかくダムに行ったので、施設の堤体をずっと歩いて吐水ゲートの上まで行き、水面を真上からのぞいたり、やまびこを試したりしました。きれいな反響音が聞こえました。
ダム見学のあとは丹沢湖記念館に立ち寄り、ダムに沈んだ集落について地形の模型を使って学習したり、展示されているクマやイノシシ、ハクビシンのはく製を見たり、お土産を見たりしました。
鹿島山北高等学校のスクーリングでは、2日目以降は夜の時間に単位認定のための試験があります。
ピア高等部の生徒の中には、支援級の出身だったり、別室登校だったりで、試験というものを経験したことがない生徒もいます。
このピリッとした緊張感漂う試験の雰囲気に圧倒され、調子を崩した生徒もいましたが、みんな最後までやり切りました。
ただ、残念ながら追試になってしまう生徒もおり、我々引率の教員や山北の先生方のサポートを受けながら、何度も追試に挑み、最終日のスクーリング終了までには全員が合格できました。
スクーリングの最後は総勢約50人の生徒と先生方全員で一本締めで健闘を称えあいました。
3泊4日の集団生活でいろいろな経験をしてきた生徒たち。ピア高等部も通信制高校では珍しい通学型で、学校行事も充実していますが、町田での日常では体験できない自然・雰囲気・集団生活・学びを経験し、大きく成長して帰ってこられました。
今年度から提携先が鹿島山北高等学校に変更になったため、スクーリングが単位認定のための必須条件となりました。
不安や負担はあると思いますが、この貴重な経験を通じて大きく成長できることは、今後の人生の糧になるはずです。
ピア高等部では、こうしたスクーリングを通じても学びと成長のチャンスがあります。
学校選びの参考にしていただければ幸いです。ご興味を持たれた方はぜひ一度学校見学・個別相談にお越しください。